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STORY
ADをしている23歳の村田美希(上原実矩)は、お笑いの番組が作りたくて制作会社に入ったが、深夜に街の良さを紹介する関東のローカル番組『この街と私』の担当として休みなく働いている。彼氏の翔也(佐野弘樹)と同棲している部屋には寝に帰っている状況で、彼氏の話もろくに聞けていない。ある日、お笑いの特番に企画を出したものの、一蹴されてしまった美希だが、『この街と私』の街頭インタビューを初めて一人で任せられる。撮ってきた素材を見たディレクターに、「使えない」と言われた美希は… -
チャンネル登録者数が30万人を超えるYouTubeチャンネル『めがねっとわーく。』のYouTuberで女優のめがね主演の友情物語。映画監督としても活躍する辻凪子とCMを中心に活躍する大井真巳が親友役を演じた。 完成後、「めがねっとわーく。チャンネル」にて本編が配信され、60万回再生を突破。数々の国内の映画祭で上映され、第1回滋賀国際映画祭グランプリ、第14回山形国際ムービーフェスティバル準グランプリなど多数の賞を受賞。主演しためがねは、第21回小津安二郎記念 蓼科高原映画祭にて審査員特別賞(新人賞)を受賞した。
高校卒業を目前に就職先が決まっていないミカ(めがね)は、親友の女優志望のヒカリ(辻凪子)と彼氏ができたモエ(大井真巳)に「ユーチューバーになれば?」とそそのかされる。YouTubeにアップする動画の撮影を始めるミカだが、だんだん親友二人の心が見えなくなり…。
めがね
辻 凪子 大井真巳
辰寿広美 篠崎雅美 澤田由衣
監督・脚本・編集:永井和男
撮影:小林健太 録音・整音:杉本崇志 助監督:磯部鉄平 音楽:すのう
主題歌:花海「遠くの空に」
2018年/日本/カラー/16:9/20分
監督の友人の恋人の口臭がきっかけで制作された本作は、「言いづらいことをどうやって相手に伝えるか」がテーマのコメディ。国内外20以上の映画祭にて上映され、したまちコメディ大賞2015勝手にサポーター&観客賞、京都国際映画祭2015クリエイターズファクトリー劇映画部門優秀賞、Kisssh-Kissssssh映画祭2016グランプリなどを受賞している。
誠(ルーデルマン大地)は恋人である結衣(上西愛理)の口臭に悩んでいた。どうしても真実を伝えることのできない誠が歯医者に相談すると、口臭を測る装置(スメライザー)を渡される。
ルーデルマン大地 上西愛理 奈須崇
三浦美智瑠 篠崎雅美 天音 間宮志穂 真弓 伊賀漣太郎 井戸川真子
監督・脚本・編集 永井和男
撮影 小林健太 録音 了舟隼人 プロデューサー・助監督 今井太郎
2015年/日本/カラー/16:9/24分
COMMENTS
順不同·敬称略
若者を描くことは【不満】を描くことだ。 主演を務めた上原実矩は不満がよく似合う。
特に、矢切の渡しのシーンでのそれは必見だ。俺は吹いた。
不満が解消されてゆく彼女の顔が、映画たらしめている。
「やりたくもないことで何でそんな疲れてんの?」
「今はこれしか出来ないから」
仕事も恋も、思うようにうまくはいかない。じめっとした空気の中で、時には息ができなくなるくらいに、迷ったり、すれ違ったりする。でも、ぱっと視界が開ける瞬間がある。生きてける、と感じる瞬間がある。そしてそういう瞬間のあることを、この映画は教えてくれる。現実と希望はいつだって隣り合わせだ。
監督の永井くんは直接話すと凄く尖ったことやシュールなことを言ってきたりするんですが、彼が撮った映像を観るとそういった印象がまるでなく本当はストレートに心あたたかいものが好きなんだなと感じます。
今回の映画をみてようやく普段の話し方は、照れ隠しやったんや。
と気づきました。
かわいい人です。
監督が映画を通して過去の自分を綴り、浄化して行く、そんな映画が好きです。
本作はまさにその魅力に溢れた作品です。
主人公美希のクルクル変わる表情や、セリフの一つ一つの輪郭が浮かび上がって、美希と永井監督が重なって行く様子がとても愛おしい映画でした。
個人的には、作中何度も見られる上原実矩さんの不機嫌顔を、iPhoneのホーム画面にしたいくらい、、そのくらい上原さんの鬱憤溜まった不機嫌顔が最高です。
「見栄を張る」という映画の助監督コンビで出会った永井くんとはお互いの映画を手伝い合う仲です。
「この街と私」はADをやっていた永井くんの実話をベースにする事で「地域発信映画」をグッと自分に引き寄せて撮れたと思っています。たぶん。
あるシーンでは自分の実話を映画で書き換えて越えていく瞬間を見てしまいました。
その場に立ち会えたのは凄く幸せな時間でした。